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コムスタカ―外国人と共に生きる会 Kumustaka-Association for Living Togehte with Migrants

〒862-0950 熊本市中央区水前寺3丁目2-14-402

須藤眞一郎行政書士事務所気付

平成24年度 熊本市DV防止連絡会議の報告

中島 真一郎(コムスタカー外国人と共に生きる会)

2013年1月22日(火曜日)午後1時30分から午後3時30分まで、熊本市駐輪場8階会議室で、 「平成24年度 熊本市DV防止連絡会議」(DV防止に取り組む行政機関や民間支援団体35機関で構成、コムスタカも民間支援団体5団体の うちの一つとして参加)が開催されました。 例年 7月ごろ開催されていましたが、2012年度は熊本市が政令指定都市へ移行するため、半年遅れての開催となりました。 会議は、「平成23年度及び平成24年10月までのDV防止に関する活動状況及び今後の取組」に ついて、熊本市、民間団体、関係機関の順で報告されました。 その後、非公開(マスコミ各社退席)で質疑応答に移りました。事前に質問を提出していたのはコムスタカのみでした。 コムスタカから熊本市に質問したのは次の二点でした。

(質問1)市営住宅のDV被害者のための目的外使用の入居運用状況について、また、熊本県営住宅の目的外使用では、退去時に畳替えや襖の張り替え費用をDV被害者に負担させているが 、熊本市では入居時だけでなく退去時も原則無料として運用していることについて差しさわりが生じているか

(回答)DV被害者のための目的外使用のための戸数は9戸で、複数の市営住宅を用意した。入居状況は平成23度3件、平成24年度4件、これまでにうち2件がすでに退去した。入居時だけでなく退去時も原則無料としていることで特に差しさわりが出ていない。

(質問2)熊本市による民間シェルターへの補助対象を、熊本県が2012年度より始めたように、DV被害者のみでなく、男性やセクシュアルマイノリティの人身取引の被害者も対象とするように改正することへの検討の有無について

(回答)熊本県と熊本市では、民間シェルターへの補助制度が異なり(その違いを回りくどく説明)、民間シェルター自体が少なくなってきており、これまでの補助額のままでよいのか補助制度自体を見直していかなければならないと考えているご質問の趣旨については熊本市としても検討していきたい。

事前に質問が出されたのはコムスタカからのみでしたが、質疑の討論は、例年以上に活発になされ、熊本市内の各警察署、法テラス、民間シェルター、コムスタカから次々と質問や意見が出されました。 DV被害者の住民票の加害者からのブロックについて、総務省の通知が各区役所担当者に伝わっていない問題、DV被害者を緊急に保護するための熊本市による直営の施設の設置あるいは、委託する民間シェルターへの人件費も含めた十分な公費援助の必要性が指摘されました。 質疑や討論は活発でしたが、これに関する熊本市の担当職員の回答や説明は、回りくどい言い方でごまかすか、質問と関係ないことを答えたり、自らのセクションに関する想定問答しか答えようとしなかったり、その説明責任能力に疑問がつきます。

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